毒親からの解放

アスペルガーが原因?なぜ毒親になったのか。

なぜ、うちの親は私を苦しめるのか?、、、

「発達障害だから?」
「アスペルガーって関係ある?」

これを読んでいらっしゃる方は、私と同様にそう思っているかもしれません。

そんなわけで……
今日は、毒親は発達障害と関係があるのか?私(アスペルガー)なりに考えてみたことを書いていきます。あくまでも、心理学を3年ほど学んだ、私の主観に基づくものです。

この内容を知ることで、毒親の原因と対処法について、あなたの考えのヒントになれば幸いです。

なぜ毒親になってしまったのか?

愛を知らないから

まず、結論からいって、ほとんどのケースにおいて、毒親になってしまうそもそもの原因は、愛を知らないまま大人になったから。これにつきるのではないかと思っています。

ちなみに愛を知っているとは、親や大人から愛されてきたという記憶があることです。

そして、アスペルガー(自閉症スペクトラム)の特徴があると、そんな愛を知る(愛される)機会がさらに少なかったのかもしれません。

前置きはこのあたりで、、、早速詳しく解説していきます!

アスペルガーは毒親になりやすい?

アスペルガーが毒親になりやすい理由、大きく5つ考えてみました。

子供に愛を与えられない理由です。

①自分のことで必死だから(現状の問題)

親がアスペルガーだとすると、自分のことで精いっぱいである可能性が高いです。

ちなみに、うちの母も(おそらく)アスペルガーですが、彼女の周りは、いつも揉め事ばかりでした。父とケンカし、義父母とケンカし、ご近所さんとケンカし。。。(汗)

簡単にいうと、そんな母は自己中心的に見えました。
結果的に、いつも機嫌が悪いし、もめ事ばかり気にしていて、子供に時間を割いている余裕がなかったでしょう。私としては、そんな彼女の事情は分からないので、「愛されていない」という感覚になりました。

②愛されたい欲求が強いから(気持ちの問題)

そもそも、アスペルガーだと、①のように周囲の理解が得られず、愛されないまま育ってしまうことが多いかもしれません。

そうなってくると、愛されたいという欲求が高くなります。

だからこそ、わが子に対しても、自分の愛されたいという欲求を満たす行動をとってしまいます。

結果的に、子供を愛するより先に、まず自分を愛してもらう方法をずっと探している。そんな状態なんだと思います。

③愛し方が分からないから(経験値の問題)

愛されてこなかった人が、愛することは、とても難しいことだと思います。

食べたこともない料理を作るのは難しいのと同じで、経験がないことをするのは、至難の業です。

アスペルガーだと、①のように、自分の親にすら理解されなかったかもしれません。そんな風に、そもそも愛された記憶が少ないと、人にどうしてあげたら「愛している」と伝わるのか、その手段が分からない。

愛された記憶のもとに、愛するという行動を起こすのが人間です。

残念ながら、記憶がないと、難しいんですよね。。。

④愛してないと伝わることが分からない(個性の問題)

子供を愛していると、どうやったら伝わるか。

そして、どうやったら、伝わらないのか。

アスペルガーゆえに分からない、そして、対応できないケースもあると思います。

またまた、うちの母の例で恐縮ですが、彼女の特性ゆえに、私は愛されていない。と思ったことがあります。

それが、無視されるということ。

母は読書が大好きでした。アスペルガー特性の一つである、好奇心の偏りなんだと思います。これが非常に厄介でした。

母が読書をしている最中は、どんなに一生懸命話しかけても、無視されました。わざとではありません。それほど集中していたのです。過集中と呼ばれるものかと思います。

子供としては、どんな理由であれ、無視されるというのは辛いものです。

⑤愛が分からない(機能的な問題)

これは、珍しいケースかと思いますが、ご紹介しておきます。

愛を知らないではなく、分からないケースです。

アスペルガー(高機能自閉症)の中には、このタイプの方もいらっしゃるかもしれません。

シグナル(犬飼ターボ氏著)という本の特典に

「高機能自閉症の女性との出会いと法則の発見までの物語。」というPDF特典がありました。

その中からの引用です。

このPDFに登場してくる高機能自閉症の女性は、「飼っている猫がもし死んだら悲しい。しかし、全く同じコピーのような猫がきたら、悲しみは止まる。」と言っています。

つまり、ペットの猫が入れ替え可能なものだということ。
生き物を「物事」と同じように捉えています。ペンがなくなったら、新しいのを買う。そんな感覚です。

これが、愛着があって、愛情が分からないタイプの方。

愛情が分からないと、そもそも、子供に対して愛をかけることができない。

アスペルガーの中には、このタイプの方もいらっしゃるかもしれません。非常に稀かと思いますが、このタイプだと、愛を知らないのでなく、愛が分からないのです。

理由が分かれば対処できる?

今回は、私の親(たぶんアスペルガー)を例に取り上げてみました。

自分の親がオカシイのは、アスペルガーだからじゃないか?

「毒親になってしまった理由」が分かれば、毒親から解放されるヒントになってくれるはず!

そんな思いを持って、この記事に辿り着いた方も多いのではないかと思います。

私が毒親から解放された方法をまとめた記事を載せておきます。ご参考まで。

>>コチラ

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主婦、時々「人生アドバイザー」
蔵山詩波
アダルトチルドレン、発達障害アスペルガー、親の蒸発&借金など、 生きづらさに悩みながらも、心理学を学んでからは、のんびり幸せに旦那と暮らしています。